瓶の破片が首に刺さり死亡

 1963年8月26日、兵庫県宝塚市の中学3年の女子生徒が自宅で弟と、ラムネの瓶にドライアイスと砂糖水をつめてサイダーを作っていたところ瓶が爆発して粉々になった。この事故でそばで見物をしていた隣人の男児(8)の首に破片が突き刺さり、病院に運ばれたが頸動脈を切り出血多量で死亡した。

 女子生徒は、授業で理科の教師からサイダーの作り方を教わったので実験をしたらしく、ドライアイス20gと砂糖水を瓶に入れ、それを弟がゆすった途端に爆発したという。

 ドライアイスは圧縮された二酸化炭素であり、昇華して気体になると体積は約750倍になるため、当然ながら、容器などで密閉保存してしまうと、容器内の圧力が急激に上昇してしまうため、非常に危険である。


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