落下してきたトレーラーで圧死

 1965年6月11日午後5時ごろ、沖縄県中頭郡読谷村の民家そばに、読谷飛行場で行われていた米軍機のパラシュート投下訓練で投下された重さ2.5tのトレーラーが落下し、小学校5年生の女児(11)が押しつぶされて死亡した。

 女児は自宅前でパラシュートが落ちてくるのを発見。自分の家に落ちると思い、家の中にいた両親に危険を知らせ、再び外に飛び出した。パラシュートでつるされたトレーラーは電柱にぶつかり、家から約4m離れた所で女児を押しつぶしたという。

 同村ではそれまでも投下されたパラシュートが度々ターゲットを外れ、民間地域の住宅や庭先、道路、畑などに落下しており、同年3月には、恩納村でもパラシュート投下訓練のトレーラーがバス停に落下、バスを待っていた人たちが直撃されそうになる事故があったばかりだった。


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