笹みどり（ささみどり 本名：村上勇喜子 1947年10月3日生）［歌手］
神奈川県出身。1965年、テレビドラマの主題歌『女の舞台』を歌ってデビュー。続く『下町育ち』が大ヒットとなり、自身の代表曲となった。さらに『女の絶唱』『男の償い』『母子舞い』などを歌い、「テレビ主題歌の女王」と呼ばれ、ドラマの視聴率確保に多大な貢献をした。ドラマの主題歌を歌うこと19曲に及ぶ。
1966年、『下町育ち』で「第17回NHK紅白歌合戦」に初出場した。順風満帆であった彼女が突然1976年10月、公演先の福岡県北九州市にてクモ膜下出血を発症し倒れる。生死を彷徨ったが奇跡的に回復、同年12月に無事退院し、翌1977年3月、『足摺岬』でカムバックを果たした。
しかし再び、同年9月、側脳室内頚動静脈奇形という難病で倒れて歌手活動を休止、植物状態も懸念され再起不能も囁かれたが、関東逓信病院で8時間に及ぶ大手術が行われ無事成功した。退院後、厳しいリハビリとボイストレーニングに励み、1983年に再び奇跡のカムバックをとげ、『浅草しぐれ』をヒットさせた。1985年には歌手生活20周年記念アルバムをリリース。1995年、歌手生活30周年記念リサイタルを開催し、記念CDを発売。現在も活躍を続けている。
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