世間知らずの人間と 共に本屋に行くべからず よっぽど体力的にも精神的にも 自信がおありならよろしいですけどね 「ひかりんっ、お菓子の本どこーっ!?」 「海、ちょ、じっとしててー!!」 「光、パソコンで頼んだ方が早」 「東吾!沙絢先輩の本なんだよ!?本屋でじっくり買いたいでしょ!まー、東吾は本人に貰えるだろうけどねっ!あたしも先輩から欲しい!」 「……なんのことだ」 その間が怪しくて、じとーっとした目で東吾を見ると見事に目を逸らされた。 ……怪しい。 今日は、学校の先輩だった(今は卒業しちゃったけど)沙絢先輩の本を探しに珍しく海や東吾も付いてきて4人で買い物の日。 …うん、…ある程度は覚悟してた…けどさ…。 「……」 「蓮は何をイライラしてるのかな…?」 「俺の読みてえ本がある本棚の前に人だかりが出来る意味が分からねえ」 「うん、あたしは意味が分からねえ蓮が意味分からないよ…!」 「何か言ったか」 「いえ、なにも」 この、ある意味世間知らず三人組と一緒にあたしの地元の本屋に来ること自体間違いだったんだ! 「沙絢のどこにあんだよ」 「あっち…って海!!そっち行かないでぇぇぇえ」 「光」 「え!?」 「検索機のパソコンいじっていたら、この本屋の商品管理のページに繋げたんだが…」 「なに、ハッキングみたいなことしてるのー!?」 あ…あたしは沙絢先輩の本、買いたいだけなのに!! なんで、こんな、大変なことになってるの!? → <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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